Course
専門分野
- 材料
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社会インフラの基礎となるコンクリート等などの機能性向上を図り、
新素材を開発します。 社会インフラ材料学研究室(西田 孝弘)
- 維持管理システム
- 現在存在している社会インフラ構造物を大事に使っていくためには、適切な定期検診やモニタリングが必要になります。維持管理システムはこれらの診断やモニタリングの結果に基づいて適切に診断し、対策方法を決定していくためのシステムです。
- ドローン点検
- 社会インフラの5年に1度の近接目視点検が実施されていますが、すべての箇所で実施するにはお金と労力がかかります。そのために、近接目視の代替となる簡易な点検手法が必要となり、ドローン点検はその一つの選択肢となります。
- 高速道路
- 高速道路は物流の要であり、社会インフラ構造物として重要な役割を担っています。そのため、対策や更新に向けた点検、診断手法が必要となっています。各高速道路会社や国と連携して検討を進めています。
- 一般道路
- 生活を守るためには、一般道路の維持管理も重要となります。特に、地方自治体の管理する2m以下の橋や一般道路は、将来的な人材不足、資金不足の観点から、より効率的な維持管理が求められており、これを解決する方法を地方自治体と一緒になって考えています。
- 環境影響
- 社会インフラ材料の劣化は、使用した材料、施工方法に加えて、使っている環境の影響を強く受けますが、よくわかっていないのが現状です。これを明らかにするために実際の社会インフラ構造物の調査に加えて、学術的な研究を進めています。
- 健全性評価
- 社会インフラ構造物は、人の体と同様に、適切な診断が必要であり、その結果を定量定期に評価をする必要があります。そのために健全性評価が必要ですが、まだ定量的な評価となってはいません。どのように定量的に評価し、病気の判断をどの程度の値で行うか、健全性評価の指標を作る必要があり、それに取り組んでいます。
- 橋梁
- 橋梁は、人々の生活および経済発展に必要不可欠な社会インフラ構造物です。一つの橋梁が使えなくなると、経済的な損失は計り知れません。そのためにも、どのように維持管理を行っていくかが課題となっています。
- 損傷
- 日々社会インフラ構造物を使用していると、思わぬことで損傷が生じます。すべての損傷をすぐに対策できれば問題ないですが、そうもいっていられません。そのために、損傷の影響度を評価し優先順位をつける方法の確立に取り組んでいます。
- 鋼材腐食
- 社会インフラ構造物の劣化損傷の代表的なものが鋼材腐食ですが、種々の現象が重ね合わさって生じているため、長年にわたり人々を悩ませてきています。なぜ腐食し、どのように止めるのが効果的か、学術的、実用的検討を行っています。
- お茶コンクリート
- 静岡県は日本有数のお茶の産地であり、製品の製造工程においては、多くの廃棄物が出ています。現在、これらの廃棄物を社会インフラ材料として有効利用する取り組みを進めています。
- 資源利用
- 資源の少ない日本では、その有効利用が必要です。特に社会インフラ材料は、多岐にわたる機能が要求されるため、様々な使い方ができます。そのため、七転び八起きで、多方面から有効に利用する方法を模索しています。
- 工場製品
- 建設の効率化への有効手法の一つとして考えられているのが、工場製品の活用です。工場製品化することで、従来使用できなかった材料の利用も可能となります。そのため、様々な検討を進めるうえで、社会インフラ材料の工場製品化を進めています。