静岡は、北部に富士山をはじめとした山岳地帯、 南部には長く起伏に富んだ海岸線を有しています。 全国有数の大河川を多く抱え、 湖や地下水といった水資源にも恵まれています。 更に、多数の鉄道・高速道路が都市を横断・連結し 地域社会を支えています。 これらは皆、豊かで災害に強い「暮らしづくり」を使命とする 「土木工学」を学ぶ上で最適な「生きた教材」なのです。

未来の社会基盤を支える、土木工学を静岡で学ぶ

お知らせ 一覧を見る

活動報告

2023.12.13

大型2次元造波水路

土木工学実験で使用する大型2次元造波水路です。実際に静岡近海で発生する不規則な波など波の複雑な挙動をコンピュータ制御で発生させることができます。

イベント

2023.12.08

「ひらめき☆ときめきサイエンス」で、近隣の小学生を対象に水防技術に関する実験企画を開催しました。

土木工学科1年生がサポート役で手伝ってくれました。

キャンパスライフ

2023.12.08

土木工学科2年生が「測量実習」で測量機器の扱い方を習得しました。

誤差が少ない順に成績評価。

静岡理工科大学
土木工学科とは

豊かで、災害に強い。 そんな快適な「暮らしづくり」の技術を、 土木工学を学ぶうえで最適な静岡の立地を活かした 実践的カリキュラムによって身に付けることができます。

「土木工学」の基礎を成す専門6分野である「構造」、「水理」、「地盤」、「計画」、「材料」及び「環境」の全てを確実に身に付けると共に、各分野間の複合・連携領域も含め幅広く学ぶことができます。

これにより、人々の暮らしを支える「インフラの維持管理」や「防災」の専門家として活躍できる人材を育成します。

静岡理工科大学 土木工学科とは

静岡理工科大学 土木工学科とは

About us

こんな人に向いています

こんなことを思ったことはないですか?
そんなあなたは、土木工学に向いているかも

自然災害による被災者を少しでも減らせる技術者になりたい

地図に残るような、ダイナミックな構造物をつくってみたい

地球環境や気候変動対策に興味がある

鉄道、バス、自動車や自転車などの乗り物が好き

暮らしてきた大好きなまちを、もっと快適にしたい

公務員になって地元の人々の暮らしを支えるために働きたい

自然環境と人々の暮らしの共生についての調査・研究に取り組んでみたい

Course

専門分野

構造

構造

構造物の設計や、
社会インフラの維持管理技術及び
安全性診断技術の向上に取り組みます。

構造デザイン研究室(冨永 知徳)

水理

水理

豪雨災害、河川の氾濫や津波などの
水害対策を検討すると共に、
水と親しむ豊かな暮らしを創生します。

水理研究室(松本 健作)
水域環境学研究室(居波 智也)

地盤

地盤

「土」を学び、「地盤」を理解する。
地盤災害メカニズムを検討し,
最適な対策を考える。

地盤防災工学研究室(中澤 博志)

計画

計画

安全性や利便性、環境といった観点から
まちづくりを検討し、
都市や交通のデザイン手法を学びます。

建設・防災マネジメント研究室(松本 美紀)
モビリティデザイン研究室(鈴木 一史)

材料

材料

社会インフラの基礎となる
コンクリート等などの機能性向上を図り、
新素材を開発します。

社会インフラ材料学研究室(西田 孝弘)

環境

環境

気候変動の影響がまちづくりに
及ぼす影響を調査し、
未来の都市創生を提案します。

地球環境・リモートセンシング研究室(マハパトラ ケダーナッシュ)

Curriculums

カリキュラム

こんな学びができます

土木工学の基礎となる6つの専門分野全てを網羅した学びができます。
1年次には大学における学びの基礎を理解し、2年次から本格的に専門科目を学びます。
また2年次には実験・実習もあり、実際の現象を見て体感することによって、学んだ知識の理解を深めることができます。
3年次後期からは研究室に配属し、各専門分野のスペシャリストを目指す卒業研究に取り組みます。
各授業は、公務員の地方上級専門試験に対応できることは無論として,土木工学分野において最も重要な資格である「技術士」資格を取得するために必要となる「技術士補」資格の試験内容を網羅しています。

主な専門科目

土木工学全般

  • 土木工学概論
  • 土木工学数理演習
  • 測量学
  • 測量実習
  • 卒論

構造

  • 構造力学
  • 構造力学演習
  • 構造デザイン

水理

  • 水理学
  • 水理学演習
  • 流体理論
  • 海岸工学

地盤

  • 土質力学
  • 土質力学演習
  • 地盤工学
  • 土木地質学

計画

  • 土木計画学
  • 土木計画学演習
  • インフラマネジメント論
  • モビリティデザイン

材料

  • 建設材料工学
  • コンクリート構造
  • 維持管理工学

環境

  • 環境工学
  • 環境保全工学

防災

  • 災害メカニズム
  • 耐震工学
  • 運輸施設工学

実験

  • 土木工学実験1(水理・土質)
  • 土木工学実験2(構造・材料)

主な専門科目

プロジェクト科目

静岡がフィールド
リアルを題材に土木工学を学ぶ!

土木工学的要素満載の静岡の立地を活かした「プロジェクト科目」を1年次から3年次まで展開します。
この「プロジェクト科目」では、実際に最前線で実務に携わっている技術者から、
静岡県内の様々な土木プロジェクトについての情報を得て、現地視察やグループワークを通じて、
自分自身で土木プロジェクトを考える実践的取り組みを行います。

地球災害プロジェクト

防災・減災プロジェクト

地球災害プロジェクト

地球規模の災害や環境に関する諸問題に始まり、我が国の地震・津波被害、土砂災害など、過去の自然災害の履歴とその復旧・対応などの事例を学習し、自然災害についての考察力を身に付けます。
これは、その後に学ぶ「水理学」、「土質力学」、「環境工学」、「災害メカニズム」及び「耐震工学」などの入口に繋がる学びです。

減災社会デザインプロジェクト

防災・減災プロジェクト

減災社会デザインプロジェクト

自ら減災社会を描くことができる人物の創出を目的とし、過去の地震・土砂災害等の教訓をもとに、すでに実施されている幅広い減災対策について学びます。
東西に長く海岸線が近い静岡県の地理的特徴を生かした減災対策を学ぶことで、地域社会への貢献をより身近に感じることができます。

静岡防災まちづくりプロジェクト

防災・減災プロジェクト

静岡防災まちづくりプロジェクト

土木工学の視点で、静岡のまちづくりとしての課題を考える力を養います。
グループを編成し、静岡県内の具体的な地域を選定、想定される災害やその対策、復興計画等の情報を収集し、土木工学的視点からの改善について、討議・発表を行います。
そして、土木技術者として実務に携わるための能力を身に付けていきます。

地球災害プロジェクト
インフラネットワーク

土木構造物はそれ自体の情報化により新たな利便性を生み出します。
社会的にも新しい機能を備えることが求められ、施工現場のICT化も進んできています。本科目は、構造分野の知見を基に、ICT、人工知能等の活用も視野に入れ、新たな対応が求められるインフラ連携にプロジェクト的に取り組む未来志向の授業です。

CAREER PATH

卒業後の進路

公務員(国家・地方)

公務員(国家・地方)

住民の安全・安心と
豊かな暮らしづくりのための
計画立案

鉄道・電気事業など

鉄道・電気事業など

鉄道・高速道路や電力・ガスなど
大規模なインフラを維持管理

建設コンサルタント

建設コンサルタント

専門知識を活かした
暮らしづくりの設計・デザイン

建設業

建設業

計画・設計に基づき
実際に構造物を建設

静岡防災まちづくりプロジェクト

大学・研究所

暮らしづくりに活かす
先端技術の研究開発

こんな技術者を
育成します

高度な専門性と技術者としての倫理観を有し、自然環境とのバランスを考えた
持続可能な「豊かで災害に強い暮らしづくり」に貢献できる技術者を育成します。
自主的・継続的に課題を発見し,様々な立場の人と協働しながら、
その解決に向けて積極的に取り組むことのできる技術者を育成します。

取得できる資格について

卒業時に「測量士補」資格が得られます。
また「教職課程科目」を履修することで、
卒業時に「高等学校一種免許状(工業)」を取得できます。

※「高等学校一種免許状(工業)」については、2025年度以降の入学者を対象として準備中です。

資格一覧
  • 測量士補
  • 高等学校一種免許状(工業)
将来的に目指せる土木工学分野の資格一覧
  • 技術士
  • 土木施工管理技士(1級・2級)
  • 測量士
  • 技術士補
  • 土木技術者(特別上級・上級・1級)
  • 無人航空機操縦士(一種・二種)
  • RCCM
  • コンクリート主任技士・技士
  • などがあります。

Campus Life

学生の一日

起床
登校
大学到着
現場見学
学食
友人と
授業課題
4限授業
アルバイト
夕飯、入浴、
家事
課題・
レポート
趣味の時間
就寝

MESSAGE

メッセージ

学科長 松本 健作

学科長

松本 健作

学生代表 Sさん

土木工学科

Sさん

学生代表 Kさん

土木工学科

Kさん

FACULTY

教員紹介

学科長・教授 松本 健作

学科長・教授

松本 健作

博士(工学)

水理:水理研究室

教授 中澤 博志

教授

中澤 博志

博士(工学)

地盤:地盤防災工学研究室

教授 西田 孝弘

教授

西田 孝弘

博士(工学)

材料:社会インフラ材料学研究室

教授 冨永 知徳

教授

冨永 知徳

博士(工学)

構造:構造デザイン研究室

教授 マハパトラ ケダーナッシュ

教授

マハパトラ ケダーナッシュ

博士(工学)

環境:地球環境・リモートセンシング研究室

准教授 松本 美紀

准教授

松本 美紀

博士(工学)

計画:建設・防災マネジメント研究室

准教授 鈴木 一史

准教授

鈴木 一史

博士(工学)

計画:モビリティデザイン研究室

准教授 居波 智也

准教授

居波 智也

博士(工学)

水理:水域環境学研究室

学科長 松本 健作

学科長

松本 健作

土木工学ってホントにおもしろい!

「こんな街で暮らしたい」
「もっと便利ならいいのに」
「災害って怖いな」

こんなこと思ったことありませんか?
こんな人々の思いに本気で取り組んでいるのが「土木工学」です。

自宅を1歩出て、周囲に見えているその風景の全ては、実は「土木工学」で精密に計画・設計され、建設されたものです。
「人々の暮らしを支える」これはとても「やりがい」のある仕事だと思いませんか?

土木工学はとても幅広い学問分野です。
あなたのアイデアや能力、得意なことを、人々のために活かせる分野がきっと見つかります。

土木工学を学ぶうえで最適な環境を備えた静岡理工科大学「土木工学科」で学んでみませんか?

学生代表 Sさん

土木工学科

Sさん

予想以上に深い学び!

高校まで、ものごとのメリットやリスクを把握して計画を立てることが好きで、そんなゲームでよく遊んでいました。

そこから都市計画に興味を持ち、都市や交通、防災などの計画を立てる仕事に就けば自分の特徴を活かせるのではないかと考え、それができるのが「土木工学」だと知り興味を持ちました。

地元で土木工学が学べるということで静岡理工科大学の土木工学科を志望しましたが、入学してみると「予想以上に深い学び」で驚きました。

人々の生活を支える重要な仕事なので考えてみれば当然で、今は専門科目がとても深くて面白いです。

本当に自分がやりたいことを集中して学べていると感じています。

学生代表 Kさん

土木工学科

Kさん

大好きな地元を守る仕事がしたい!

私は、命を懸けて私たちの暮らしを守る仕事に興味を持っていました。

消防士に憧れをもったこともあります。

私は海や川の近くで生まれ育ったのですが、地震が起こると大きな被害を受ける可能性があります。

そのため、次第に「大好きな地元を守る仕事がしたい」と考えるようになりました。

そして、色々と考えた結果、私の希望を叶えられる学問が「土木工学」だと知り志望しました。

大学卒業後はエンジニアや公務員、また大学院進学も視野に入れ、将来的に地域の暮らしを支える仕事がしたいと考えています。

静岡県内の現場を巡るフィールドワークができるプロジェクト科目で、防災・減災について知識を深めたいです。